Catlog導入前の全調査【猫を迎える前に知っておきたい機能・料金・落とし穴】

時間と暮らし

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この記事を読むと次のことが分かります。

✅Catlog 2・Catlog Board 2の機能と料金の全体像(首輪型とBoard型の月額の違いを含む)
✅見守りカメラとの役割の根本的な違い——どちらを先に選ぶか
✅共働き家庭・猫の初心者に「向いている家庭・向いていない家庭」の判断基準

【調査のスタンス】私(ねこ室長)はCatlogを実際に使用していません。本記事は公式情報・既存ユーザーレビュー・専門家見解をもとに整理した、猫を迎える前の検討者向け調査記事です。

留守中の猫が気になる——共働き家庭の共通悩み

共働き家庭で猫を飼う場合、平日は8〜10時間の留守番をさせることになります。「ちゃんとご飯を食べているか」「ぐったりしていないか」という不安は、多くの検討者が抱える共通の悩みです。

留守番対策全体については『共働きで猫を飼う完全マニュアル』でまとめていますが、不安への対応策は大きく2つに分かれます。「今この瞬間を映像で確認する(見守りカメラ)」か、「24時間のデータとして変化を把握する(Catlog)」かです。

この記事では、後者のCatlogについて調査した内容を整理します。

Catlogとは何か——製品ラインと料金の全体像

Catlogは、株式会社RABOが開発した猫専用のIoTデバイスです。現行モデルは「Catlog 2」(首輪型)と「Catlog Board 2」(トイレ型)の2製品があります。

首輪型「Catlog 2」でわかること・わからないこと

Catlog 2は、猫の首輪に装着する超小型センサーです。加速度センサーで動きを24時間計測し、スマホアプリで確認します。

計測できること:
✅食事・飲水(頻度・時間)
✅活動量・グルーミング
✅睡眠・休息のパターン
✅元気スコア(100段階)
計測できないこと:
・映像(リアルタイム映像なし)
・現在位置(GPSは非搭載)
・排泄データ(Catlog Board 2が担当)

「元気スコア」は蓄積した過去データを基準に算出されます。昨日と比べて活動量が落ちていないか、食事の頻度に変化がないか、という「変化の把握」が主な目的です。

トイレ型「Catlog Board 2」でわかること

Catlog Board 2は、既存の猫トイレの下に敷くだけで設置できる薄型のデバイスです。首輪は不要で、単3電池6本で約7ヶ月使用できます。

計測できること:
✅排泄の回数・量
✅トイレ滞在時間
✅体重の推移(日ごとの平均)

AI技術によって複数の猫を体重・行動パターンから自動識別します。排泄データは腎臓病・泌尿器疾患の早期発見に有効とされており、複数のユーザーレビューで「Catlog Boardの通知がきっかけで異変に気づいた」という報告が見られます。

料金の正直な計算

月額(猫様メンバーシップ):

支払い方法 料金(税込)
月払い 980円 / 1猫・1ヶ月
1年払い 10,780円 / 1猫・1年(約1ヶ月分お得)
2年払い 19,600円 / 1猫・2年(約4ヶ月分お得)
6匹目以降 0円

首輪型とBoard型の月額の違い(重要):

  • Catlog 2(首輪型):猫1匹ごとに月額が発生する
  • Catlog Board 2(トイレ型):トイレを何台に設置しても月額は猫の頭数分のみ(複数台追加でも月額は増えない)

1年間・2年間の総コスト試算(Catlog 2単品・猫1匹・月払いの場合):

項目 金額(税込)
Catlog 2 本体(通常価格) 15,180円
同(新規30%オフ特典後) 10,626円
月払い × 12ヶ月 11,760円
1年間の総コスト(特典利用 + 月払い) 約22,386円
2年間の総コスト(特典利用 + 2年払い) 約30,226円

Catlog Board 2の本体価格は19,800円(税込)、新規30%オフ特典後は13,860円です。

ただし、新規特典の仕組みに注意が必要です。「新規メンバーシップ1契約につき1商品のみ30%オフ」のため、Catlog 2とCatlog Board 2を同時購入する場合、割引が適用されるのはどちらか1つのみです(公式注釈:割引額が最も大きい商品から自動適用)。

両製品を同時購入する場合の参考価格(新規1猫様登録時):

商品名 価格(税込)
Catlog Board 2(30%オフ特典が自動適用) 13,860円
Catlog 2 基本セット(通常価格) 15,180円
合計 29,040円

両製品をどちらも30%オフで揃えたい場合は、新規2猫様登録が条件です(ただし月額は1,960円/月になります)。1匹を迎える検討者がはじめのコストを抑えたい場合は、まずどちらか一方から始めるか、段階的に揃えるほうが現実的な選択です。

新規特典(30%オフ)を利用するには、6ヶ月以上(6回分)の月額継続が条件です。

Catlogを使うために必要な通信環境

購入前に見落としがちですが、Catlogには固定回線のWi-Fi環境が必要です。

Catlog Homeとは

Catlog 2の基本セットには「Catlog Home」という受信機が含まれています。PendantからBluetoothで送られるデータを受け取り、Wi-Fi経由でインターネット上のサーバーへ転送する中継役です。

Catlogの通信の流れ

Catlog(Pendant)→ Bluetooth(BLE)→ Catlog Home(受信機)→ Wi-Fi → サーバー(インターネット)→ スマホアプリ

Catlog HomeがWi-Fiに接続されていれば、データは自動でサーバーへ送られ、外出先(モバイル回線・別のWi-Fiなど)からでもアプリで確認できます。

必要なWi-Fi環境

公式情報によると、以下の条件に注意が必要です。

2.4GHz帯のWi-Fiが必須
5GHz専用ルーターや5GHz自動切り替えは非推奨
第1世代モデルはWPA3暗号化に非対応
➡ これから新規購入する第2世代モデル(Catlog 2基本セット・Catlog Board 2)はWPA3にも対応しています。第1世代モデル(旧Catlog Home / 旧Catlog Board)はWPA3非対応で、暗号化方式の変更が必要となります
メッシュWi-Fi機能は非推奨
接続が不安定になる場合がある

「繋がらない」よくある事例

Yahoo!知恵袋などのQ&Aサービスでは、Speed Wi-Fi HOMEなどのモバイルルーター・ホームルーターで接続できなかったという報告が複数見られます。マンション共用Wi-Fiを利用している場合も、管理上の制限で接続できないことがあります。

導入前チェック:自宅のWi-Fi環境(2.4GHz対応・暗号化方式・ルーターの種類)を購入前に確認することをお勧めします。対応ルーターの要件は、公式FAQで「Catlog ルーター 設定」と検索するか、Catlogサポートへ問い合わせると確認できます。

見守りカメラとCatlog——役割はまったく違う

「見守りカメラとCatlog、どちらがいい?」という疑問はよく出ます。ただし、2つは「どちらが優れているか」で比較するものではありません。役割がまったく異なります。

比較項目 見守りカメラ Catlog 2
主な目的 今この瞬間の映像確認 健康データの蓄積・変化の検知
初期費用 3,000〜15,000円程度 10,626円〜(新規特典後)
月額費用 0〜1,000円 980円 / 猫
「今の様子」確認 ✕(映像なし)
健康異変の早期発見
夜間・布団の中での検知 暗視カメラでも布団の中は不可 暗闇・布団の中でも24時間データ取得可
首輪の必要性 なし あり(Catlog Board 2はなし)

見守りカメラは「今すぐ確認したい」という即時性に優れます。Catlogは「昨日と比べて何が変わっていないか」という継続的な変化の把握が得意です。

両方使う選択肢もあります:
見守りカメラで映像の安心感を得つつ、Catlogで健康データを蓄積するという組み合わせを選ぶユーザーは少なくありません。
予算を優先するなら:
まず見守りカメラから始め、生活リズムに慣れたあとでCatlogを追加する段階的な導入も一つの方法です。

導入前に知っておくべき4つの現実

①首輪に慣れていない猫への対応

成猫で初めて首輪をつける場合、慣れるまで数日〜数週間かかることがあります。複数のユーザーレビューでは「最初はひどく嫌がったが、数日で気にしなくなった」という報告が多く見られます。

Catlog 2にはセーフティバックル(引っかかったときに外れる設計)が採用されており、安全性への配慮はされています。子猫のうちから首輪に慣れさせておくと導入がスムーズになる、という意見が複数のレビューで見られました。

②「いつ導入するか」のタイミング

  • 猫を迎えた直後から: ベースラインデータを早期に蓄積できる(変化を知るための基準値が作れる)
  • シニア期(7歳以上)から: 健康変化の検知という目的が明確になりやすい

成長中の子猫に首輪を装着することへの是非については意見が分かれます。サイズ調整の頻度が増えることも念頭に置いておくとよいでしょう。

③計測精度には個体差がある

複数のユーザーレビューで「食事の記録が取れないことがある」「未分類のデータが増える」という報告が見られます。公式はフィードバックをもとに改善を続けていますが、現時点ですべての計測が100%正確なわけではありません。

「完全に正確なデータ」ではなく「傾向と変化を知るためのツール」として捉えることが、長く使い続けるための重要な心構えです。

④月額サービスは本体購入後も続く費用

月額980円を「猫の健康管理費用の一部」と見るか「余分な出費」と見るかは家庭によって異なります。重要なのは、本体を購入してもメンバーシップなしではデバイスが動作しない点です(後述FAQ参照)。

1年・2年の総コストを含めて判断することをお勧めします。

共働き家庭向け「向いている・向いていない」チェックリスト

Catlogが向いている家庭:
✅猫を1〜2匹飼う予定で、平日8時間以上留守にする
✅映像より「データとして変化を把握したい」
✅7歳以上のシニア猫、または慢性疾患リスクが気になる猫を迎える予定
✅獣医師の診察時に客観的なデータを持参したい
✅固定回線の2.4GHz対応Wi-Fiが自宅にある
慎重に検討が必要な家庭:
・「今この瞬間の映像」をリアルタイムで確認したい
・月額継続課金への抵抗感が強い
・首輪をどうしても嫌がる猫がいる(Catlog Board 2のみの検討も可)
・固定回線がなく、モバイルルーター・ホームルーターのみの環境

多頭飼い(6匹以上)の場合、6匹目以降の月額が0円となります。頭数が多いほど1匹あたりのコストは下がるため、大型の多頭飼い家庭には有利な料金体系です。

なお、Catlog Board 2を複数台同時購入する場合は10%オフの割引もあります(新規ご契約特典とは別枠)。詳細は公式料金ページ『ご利用料金 | Catlog』をご確認ください。

よくある質問

Q. 見守りカメラと何が違う?

見守りカメラはリアルタイムの映像確認が目的です。Catlogにはカメラ・GPS機能はなく、センサーデータによる健康状態の「変化の把握」が目的です。用途がまったく異なるため、どちらが優れているという比較ではありません。


Q. Catlog Board 2はCatlog 2がなくても使える?

Catlog Board 2は単独使用が可能です。公式情報によると「首輪は不要で、Wi-Fi環境とアプリ・メンバーシップ加入のみで動作します」と明記されています。排泄データ・体重のみを把握したい場合や、首輪を嫌がる猫の健康管理にはBoard 2のみの導入も現実的な選択肢です。両製品を組み合わせると、活動量・食事量など首輪型でしか取得できないデータも加わるため、より多面的な健康把握が可能になります。


Q. 首輪を嫌がる猫でも使える?

成猫で初めて首輪をつける場合は慣れるまで時間がかかることがあります。どうしても首輪が難しい場合は、Catlog Board 2のみの導入を検討するか、レンタルで事前に試してみることをお勧めします。


Q. うちのWi-Fi環境(モバイルルーター・ホームルーター等)でCatlogは使える?

2.4GHz帯対応の固定回線Wi-Fiが推奨されています。Speed Wi-Fi HOMEなどのモバイルルーター・ホームルーターでは接続できないケースが報告されています。購入前に公式FAQでルーター要件を確認することをお勧めします。


Q. Catlog本体だけ買って月額なしで使える?

メンバーシップへの加入が必須のため、本体のみでは動作しません。月額980円の継続が前提のサービスです。


Q. メンバーシップ(月額)を解約したらデータはどうなる?

メンバーシップを解約してもデータの閲覧は可能ですが、新たなデータの計測・更新はできなくなります。アカウントを退会(完全削除)した場合はデータが削除されます。詳細は公式サポートへご確認ください。

まとめ・次のアクション

Catlogは「猫の今の様子を映像で見る」デバイスではなく、「積み重ねたデータで変化を知る」デバイスです。

Catlogが特に価値を発揮するシーン:
✅シニア猫や持病リスクがある猫の健康変化を早期に把握したい
✅長時間の留守が続く共働き家庭で、データによる安心感がほしい
✅獣医師の診察に客観的なデータを持参したい

まず試してみたい方へ:Catlogはレンタルでの試用が可能です(Rentio経由)。実際の使い勝手を確かめてから購入を判断する手段として検討できます。『スマート首輪Catlog』のページから「購入前にお試し」に進んでご確認ください。



共働き家庭での猫との暮らし全体については、『共働きで猫を飼う完全マニュアル』もあわせてご覧ください。